KITT-O
 
...まぁ、ぽちぽちと
 


「褐色の蟻のパレード」主催:任意制作団体K4 共催:NPO法人コンカリーニョ

作・演出:剣崎薫
札幌 ターミナルプラザことにパトスにて

 何もない秘境、喜里内(きさとない)村。
 ここに伝わる謎の風習、奇祭。
 祭の直前、村に乗り込んだ大学生グループが事件に巻き込まれる。しかし、これから始まる惨劇の発端は、ずっと昔にあった…

 生音楽や舞踏とがっちりコラボした演劇の舞台。
 昔の演劇仲間が出演、いい存在感。

 かなり分かりやすくキャラを立てた配役、演出だったが、全員の突き抜けた演技に舞台の「おやくそく」が入り込む余地はない。
 暗示も多いのだが、ストーリー上の要素のほとんどがはっきり説明されるため、観る側は分からなかったことにして逃げることもできない。
 精神的に逃げ場のない客席に、村の暗い過去が次々と明かされ、迫る。

 舞台でなければできない見せ方でありながら、分かりやすさはどこか映画のような印象を受けた。

 ひとつだけ分からなかったこと、
「駐在」はどうやら本当の駐在ではないことが何回か暗示されるのだが、では、何者だったのか、自分には推測しかできなかった。

 舞踏の蟻さん達が大変キュート。終盤の行進は里へ下って行くように見えた。惨劇は終わらない、多分。



2016年7月1日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | 娯楽の超伝導 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)