KITT-O
 
...まぁ、ぽちぽちと
 


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【小説】「キップをなくして」

以前、本屋で見かけて子供のために買った本。
昨日ふと読んだのが「キップをなくして」 作:池澤 夏樹

切符をなくして改札から出られなくなった小学生の主人公はなかば強引に東京駅の奥へ連れて行かれる。そこには秘密組織「駅の子」があって他に何人も子供がいた。彼らの仕事は電車で通学する子供達の安全を守ること…。

主な舞台は東京だけど、白老-沼ノ端の話が出てきたり、後の方で日高本線沿線がとても重要な舞台となったりするので苫小牧近辺の人にもアピール度は高いと思う。

少し昔の、日本人が自分達の仕事にまだ誇りを失わないでいた頃の話。あくまで淡々と進むファンタジーなのだけど、とても切ない。大人も読んでみるといい。



この本を読んで思い出したのが…
子供の頃読んだ「オルリー空港22時30分」 作:ポール=ベルナ

同じ運輸業界を扱っていて大空港が舞台の子供向けサスペンス(?)。ハラハラドキドキ。



2007年2月4日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | 娯楽の超伝導 | 管理


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