【小説】「キップをなくして」 |
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| 以前、本屋で見かけて子供のために買った本。 昨日ふと読んだのが「キップをなくして」 作:池澤 夏樹。
切符をなくして改札から出られなくなった小学生の主人公はなかば強引に東京駅の奥へ連れて行かれる。そこには秘密組織「駅の子」があって他に何人も子供がいた。彼らの仕事は電車で通学する子供達の安全を守ること…。
主な舞台は東京だけど、白老-沼ノ端の話が出てきたり、後の方で日高本線沿線がとても重要な舞台となったりするので苫小牧近辺の人にもアピール度は高いと思う。
少し昔の、日本人が自分達の仕事にまだ誇りを失わないでいた頃の話。あくまで淡々と進むファンタジーなのだけど、とても切ない。大人も読んでみるといい。
この本を読んで思い出したのが… 子供の頃読んだ「オルリー空港22時30分」 作:ポール=ベルナ。
同じ運輸業界を扱っていて大空港が舞台の子供向けサスペンス(?)。ハラハラドキドキ。
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2007年2月4日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | 娯楽の超伝導 | 管理
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これはアートだ! |
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| 「竹光侍」 (たけみつ ざむらい) - His sword must be bamboo! - 著:松本 大洋・永福 一成
これはすごい…。
雑誌の連載では読んでたんだけど、「鉄コン筋クリート」の帯を見るまでは「ピンポン」と同じ人とは気づかなかった。それくらいタッチが変化している。
新しいタッチは一コマ一コマがもう、すばらしいアート。ぶっ飛んでいるんだけど、どこかノビノビしていて、ずっと眺めていても飽きない。もしかしたら、革命的かも、なんて。(連載時のサイズで見るとさらにいいんだよ~)
映画化もアニメ化も不可能…というより、してほしくないなぁ。アングルも、間も、遊びも、きっとマンガじゃなくてはできない表現だろうから。
市井の人たちの凛とした生き様も良いし、セリフ回しも美しい。そして飄々と日常を送る主人公はじめ、武士達の抱える闇がまた、深い。
激・お勧め~!
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2007年1月30日(火) | トラックバック(0) | コメント(0) | 娯楽の超伝導 | 管理
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自分達も... |
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| NHKで昨夜、漫画家・浦沢直樹氏の特集をやっていた。先ほど録画を見た。
謙虚に厳しくクオリティを追い求める姿、かっこいいじゃない。心のままに行けば最後はきっとうまく行くというところも良かったよ~。
クリエイター魂が刺激される、自分であればすぐまた次の舞台へ立ちたくなってくるような、そんな魅力のある氏の姿だった。
劇団の皆にも見せたいなぁ。見たい人、ビデオ貸してもいいので連絡を(笑)
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2007年1月19日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | 娯楽の超伝導 | 管理
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【公演情報】『見果てぬ夢』by劇団麦 |
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| ひとつ前に所属していた劇団から公演案内が届いた。
劇団麦 #89公演 『見果てぬ夢』 作:堤泰之 演出:熊谷盛
12/8 19:00 12/9 14:00 19:00 12/10 14:00
エルパーク仙台 ギャラリーホールにて
以前、自分もここでやったことのある本なので、今度はどうやるのか興味津々なのだが… ウチの本番の一週間前だ~。行けないけどお許しを。成功を祈る。
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2006年11月19日(日) | トラックバック(0) | コメント(0) | 娯楽の超伝導 | 管理
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